最高の人生を実現する医師のための資産形成ガイド

HOME » 開業~継承まで確実なプランで不安を解消!医師の人生設計ナビ » 継承・リタイア「開業20年~」

継承・リタイア「開業20年~」

事業継承とリタイアに関する課題

引退をする医師のデスクのイメージ画像

医師(開業医)が退職に向けて考えておかなければならない大きな課題として、事業継承老後資金が挙げられます。

とはいえこれらは、子供に継承するのか第三者に継承するのか。また、クリニックを経営しているのか病院を経営しているのか、というように、前提となる条件によって取るべき対策が変わってきます。

ある程度共通する事項はありますが、以下にまとめるのは、クリニックを経営する医師がお子さんに事業継承を考える際に役立つと思われる参考情報ですので、あらかじめご了承ください。

継承の準備について

事業継承を考えるとき、あらかじめ行っておきたいのが、事業を背負えるだけのノウハウを後継者に身につけさせることです。

医師としての技術だけでなく、患者さんと信頼関係を築けるだけのコミュニケーションスキルだったり、院内スタッフとの連携だったり、今までその医院が培ってきた社会的評価までしっかり引き継げるよう、ある程度の時間を掛けて後継者を育てていくことが重要です。

また、医院自体の建物や土地、医療機器などをどう扱うかも、検討しておきたい事項のひとつ。

基本的には、後継者に売却するか、贈与するか、貸し付けるか、といった3つの選択肢から選ぶこととなります。

どういった選択をすべきかはケースバイケースとなりますので、税理士や経営コンサルタントなどに助言を仰ぎながら準備を進めていくのが一般的です。

このほか、負債やスタッフについては、基本的にそのまま継承することになります。継承にあたって、負債については借入先の融資担当者、スタッフについては各人と、事前に話し合いの場を設けておくとスムーズでしょう。

リタイアに向けた準備について

開業医が充実した老後を送るために必要な生活資金は、現役の年収の6割ほどとされています。

この資金を確保するための主な方法は、平均寿命から逆算して退職までに必要な生活費を貯蓄するか、資産運用によって不労所得を得られるよう準備しておくか、というもの。

ただし貯蓄だけした場合、本当にそれで退職後の生活をすべて賄えるのか不透明ですし、貯蓄を資産運用に回した場合も、万が一運用が失敗してしまったらという不安が残ります。

そのため、貯蓄と運用に回す資金を振り分けながら、上手に運用していくというのがベターな選択肢。ある程度元手があれば、リスクヘッジしながら資産を増やしていくことは難しいことではありません。

医師など高収入者向けの資産形成コンサルティングを提供している会社もありますので、そういった専門家にも頼りつつ、リスクとリターンのバランスをしっかり見極めてお金を動かしていくことが大切です。

人的資産の形成

人的資産とは何か

そもそも資産というのは、持っているだけでお金を生み出したり、価値を生み出したりするものです。資産として代表的なものには、不動産や株などがあります。そんな、一般的にイメージしやすい資産とはちょっと意味合いの違うもので、形として残りにくい資産の一つに「知的資産」というものがあります。

知的資産の中には人材の持つ価値を意味する「人的資産」というものがあります。それでは「人的資産」とは一体どのようなものを指すのでしょうか。

人的資産の定義は曖昧なものが多いのですが、「人が持っている価値」と言われることがあります。

例えば自分が経営している病院のスタッフが持っている「ノウハウ」や「知識」これは人的資産となり得ます。さらに、自分が持っている「人格」や人から信用される理由となる「人徳」なども人的資産と言えるでしょう。

「人的資産」はお金や不動産などの形のあるものと違って、無形の資産であり、単なる労働力だけではなく、人脈や経験、さらには営業力や判断力、カリスマ性など、形はないのですが、自分にとって価値をもたらしてくれるものが「人的資産」なります。

人的資産は自己投資から生まれる

多くの成功者の人、起業家で会社を大きくしているような人の周りには、人的資産を持った人がたくさんいる傾向にあります。

経営にしても、病院運営にしても、一人で成功することは難しいです。知識やお金、ノウハウなどは人を介して広まり、世の中で動いています。

そのため、人との関わりは不可欠であり、人的資産を得るための関わりの中で大切なのが、「慕われること」や「信頼されること」、「困った時に助けてくれる人」などです。

しかし、これは自分に魅力もしくは何らかの提供できる価値がないことには意味がありません。そのために、自分を磨くための自己投資が必要になります。

自己投資を行なって、自分自身が知識や技術を得ること、人として成功することは、「人的資産」を得るために必要なことなのです。

人的資産の活用

人的資産は、自分には持っていない価値を誰かは持っている。というところが大切です。

一人で行えることには限界があります。医師の方が、弁護士の先生のような法律の知識を存分に備えているかと言えば、そうではありません。そのため、自分が持ち得ない知識やノウハウ、そして技術を自分の周りの人が持っていること、そしてその価値を人的資産としてもっていることは強みになります。

病院を運営している方の場合は、それが医療スタッフということもあるかと思います。自分の持っていないスキルであっても、スタッフが持っているスキルを使ってその病院の強みを新たに持つこともできます。このような資産を大切にし、うまく活用することは重要なことです。

以上のようなことから、スタッフに対する投資も人的資産の形成には大切なことと言えます。

人的資産を探す

人的資産が高いと、その技術や知識を利用した様々な事業への取り組みや経営安定化などが計られ、将来的な経営体質の強化を測ることができます。

特に病院などを運営している場合において、スタッフのスキルや知見によって業務や経営は大きく左右されることでしょう。

さらに人的資産というものは、個人に帰属しているものです、つまり、その個人が働いている場所から辞めたり、異動したりすることでその病院や部署から人的資源が消えることになります。

いざスタッフがいなくなってから、貴重な人的資産を失っていることに気づくこともあります。

ですから、日々の業務や運営している中で、人的資産を探していくことが大切です。そしてその見つけた人的資産をきちんと評価し、スタッフのモチベーション上げることができれば、将来的な病院運営の向上につながると考えられます。

このような人的資産を発見、守るためにはどのようなことを行うべきでしょうか。

人的資産形成のためのコンサルティング

今や色々なコンサルティング業がありますが、コンサルタントを利用して業務の見直しや改善を図り、経営部分のアドバイスを受けることも、人的資産の形成の一助となります。

現代では「知的資産経営」と呼ばれる、人材や知識、組織の力、ノウハウなどの無形資産を有効に組み合わせることで利益を上げようとする経営手法があります。

冒頭でもご紹介しましたが、知的資産の中には、「人的資産」も含まれています。

しかし、この人的資産の発見や活用というのは難しいものです。人は宝と言いますが、人が持っている様々な能力や知識、ノウハウなどは目に見えない分、見過ごしてしまいがちです。そのため、コンサルタントの力を使って効率的に人的資源の発見や活用を行うことも必要になるのです。

人的資産は、その病院・会社の強みと言える部分です。人的資源をフル活用することで、病院の価値はもっと高いものになります。

このような分野に知識が乏しく、わからない部分に関しては、人的資産を含む知的資産に特化したコンサルティング業務を行なっている人の力を借りるのも大切です。

コンサルタントへ相談し、効果的な人材の育成や、人的資産の効率的な活用方法について充実化を測ることができるでしょう。