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銀行預金による資産形成の特徴

資産形成はギャンブルではありません。もちろん投資にノーリスク商品はありませんが、ローリターンであってもリスクをできる限り減らし、着実に資産を増やしていくことが、継続的な資産形成を行っていくうえで非常に重要なポイントになります。今回ご紹介する銀行は、円高、超低金利の現代において資産形成には向かないと思われるかたも多いかもしれません。しかしやりようによっては、低リスクで少しずつ資産形成をしていくことも不可能ではありません。

その代表的な例が定期預金や外貨預金です。定期預金というのは、一定期間お金を引き出せない代わりに、普通預金よりも高い金利でお金を預けることができるものです。また、外貨預金は、金利の高い海外の通貨を銀行に預けるというものであり、その種類はさまざまなものがあります。ほかの投資方法と比べて多くの利益は期待できませんが、それでも堅実に少しずつ資産を増やしていくことが可能です。そこで今回は銀行を使った資産形成の方法を種類別にメリットやデメリットを踏まえつつ、ご紹介します。

定期預金のメリット・デメリット

定期預金とはその名が示す通り、期限を定めて銀行にお金を預けるものです。普通預金のように自分の都合に合わせ、自由に出し入れすることはできませんが、その分、金利は高くなります。預け入れる期間は最短で1か月で、銀行にもよりますが最長で10年までの期間を設定できます。

定期預金のメリットですが、銀行というもっとも安全な金融機関にお金を預けながら金利がもらえることです。銀行によって定期預金の金利には差がありますので、最初は少々手間ですが、預ける銀行さえ決めてしまえばほとんど手を煩わされることがありません。また預入金額が1,000万円までであれば、たとえ預け入れた銀行が経営破綻によって潰れてしまうことがあっても、預金保護制度により元本は保護されます。つまり預け入れ金額によるものの、定期預金は投資商品ながらノーリスクで運用ができます。

次にデメリットですが、最大のデメリットは金利が低いことです。預け入れ期間によって300万円、1,000万円を超える大口預金になると多少は金利も高くなりますが、それでもほかの投資方法に比べると、得られるリターンはどうしても少なくなります。またどうしても途中でお金が必要になり、定期を解約すると、金利は普通預金と同等、もしくはそれ以上に下がってしまう場合もあります。

外貨預金のメリット・デメリット

日本円ではなく、外貨で預金する外貨預金。日本円での預金と同様、大きく分けて外貨普通預金と外貨定期預金の2種類があります。

銀行によって取り扱っている外貨の数や種類は異なりますが、その時点での金利情報を見たうえで、金利の高い外貨を選択して預金することができます。

外貨預金のメリットは、金利が高いことです。もちろんどの外貨を選ぶかによって金利は変わってきますが、日本より低いところはまずありませんので、普通預金よりは確実にお得です。

また外貨預金の場合、金利だけではなく、為替差益によって得られる利益があるため、仮に金利がそれほど高くはない国の外貨だったとしても、預金を行った際に、円安が進み、その国の貨幣の価値が上がれば、金利以上の大きな利益を生み出すことが可能です。

さらに外貨ベースでの元本と利息は銀行が保証してくれることもメリットのひとつです。

外貨預金のデメリットは、メリットでも挙げた為替の値動きにあります。外貨預金で預け入れている国が変動のリスクがある点。先進国は比較的安定していますが、それでもイギリスのEU離脱問題やチャイナリスクなど、為替市場に大打を与えるさまざまな火種が燻っています。

長期的に見れば、たとえ値が下がったとしても高い確率で元に戻りますが、それでも値が下がったタイミングで手続きできなかったことを悔やむことになるでしょう。

外貨預金を考える時は、金利だけでなく、値動きについてもしっかりチェックしておく必要があります。

定期預金にしろ、外貨預金にしろ、金利は投資商品として、それほど高くないものの、条件が合えば元本が保護、保証されることは資産形成をするうえで非常に大きなメリットです。

外貨投資の種類、それぞれのメリット・デメリット

外貨預金は外貨普通預金と外貨定期預金の2つに分けられると説明しましたが、銀行では外貨を使った投資商品はほかにもいくつかあります。ここではその中でも代表的なものをいくつかご紹介します。

FX(外国為替証拠金取引)

FXとは、外国の通貨を売買し、その為替レートが変動することを利用して利益を得るものです。

極々単純に説明すると、アメリカドルが100円の時に1ドルを購入し、105円になった時に売れば5円の儲けになります。

これを繰り返すこと、そして金利の高い外貨を購入し、保持しておくことで保持した期間の分だけ得られる金利(これをスワップポイントといいます)によって利益を得るのがFXです。

外国の通貨を購入するという点において、外貨預金に似ていると思われるかもしれません。

しかしFXと外貨預金の最大の違いは、外貨預金が外国の通貨を買うだけなのに対し、FXは売買をすることができる点です。

またFXは、取引の際に預け入れた証拠金の数倍から数十倍の取引ができる点も、外貨預金にはない大きな特徴です。

FXというと証券会社や専門の取引会社が扱っているものという印象が強いかもしれませんが、多くの銀行でも投資商品のひとつとして取り扱っています。

FXのメリットは、前述したように預け入れた金額の数倍から数十倍の金額の取引ができる点です。これをレバレッジといいます。

例えば銀行に10万円を預け入れていて、レバレッジを10倍にすれば、10万円を100万円として運用できます。

つまりアメリカドルを実際には1万円分しか購入していないにもかかわらず、10万円分購入したとして利益計算が行われるため、単純に1万円利益がでた場合、10万円の利益を得ることができるということになります。

このレバレッジがあることで少額からでも投資が可能な点はFXの大きなメリットです。

ちなみに2017年12月の時点で、個人でかけられるレバレッジは25倍までとなっています(現在、最大10倍に規制される動きがあります)。

また対応している通貨の種類が多く、金利が10%を超える南アフリカや常に5%以上の金利を維持しているオーストラリア、ニュージーランドなどの通貨を保持すれば、大きなスワップポイントを得ることができます。

そして外貨預金に比べ両替手数料が格安の場合が多く、出した利益をほぼそのまま受け取ることができるのも、FXならではのメリットです。

FXのデメリットは、メリットでも挙げたレバレッジです。利益が10倍になるということは、損益が出た場合も10倍になります。

つまり1万円の損益が出れば、口座からは10万円がなくなるということです。

これはレバレッジを利かせれば利かせるほど、損益が出た場合の損害は大きくなるということで、FXはハイリスクハイリターンの投資商品だといえます。もちろん元本保証もありません。

また例えば株式市場であれば、通常9時から15時までしかリアルタイムでの売買ができません。もちろん現在はネット証券などを利用することで24時間いつでも注文は可能です。

しかし9時から15時以外は売買も行われないため、値動きもありません。これに対してFXは外貨取引のため、24時間いつでもどこかのFX市場がリアルタイムで動いています。

つまり真夜中に寝ている間に急激な為替変動が起こり、起きてみたら数十万から数百万円の損害が出ているといったリスクもあります。24時間常に気の休まる時間がないということは大きなストレスになる場合もあります。

外国投信のメリット・デメリット

外国投信とは、外国投資信託の略で、外国の法律に基づき設定された投資信託です。ちなみに日本の法律に基づいて設定された投資信託は国内投資信託です。

この2つの投資信託の違いは、どの国の法律に基づいて設定されたのかという部分が違うだけです。

外国投信は大きく分けて全世界、もしくは特定地域の株式を投資対象とする株式型ファンド、そして株式を含まない確定利付証券や先物、オプションなどの派生商品で運用する債権型ファンドがあります。

またテレビCMなどでもよく耳にする外貨MMFは債券型ファンドのひとつで、外国の安全性の高い国債や社債といった債券で運用するものを指します。

外国投信のメリットは、比較的初心者向けの商品が多いことが挙げられます。

また外国投信は積極的な利益追求型のものが多く、リターンが大きいのもメリットのひとつです。

ほかにも外国投信は外貨建てで行われることが一般的なため、円安のタイミングを狙って利用すれば、リターンを得る確率が高まります。

外国投信のデメリットは、ハイリターン商品のため当然ながらハイリスクであり元本保証もありません。

為替の変動によっては大きく損益を出してしまうことも珍しくありません。

また手数料などのコストが高いため、積み重なっていくとそれなりの金額になってしまうこともデメリットといえます。

リスクとリターンをしっかりと検討したうえでの判断を

ここまで見てきておわかりの通り、ハイリターンが望めるものは当然リスクもそれに応じて高くなります。

もちろんやりかたによっては、FXであってもローリスクにすうことは可能ですが、その分リターンも少なくなるため、そのバランスを考えて資産形成を行うことが重要です。

銀行以外にも、リスクの小さい資産形成の方法は無数にあります。また、1つに絞らず、複数を組み合わせていく方が大抵の場合効果的です。

ファイナンシャルプランナーをはじめ、資産形成の相談に乗ってくれるサービスは無数にあります。

何をどうしたらいいのかわからない、という人は、まずそういった機関に相談されてみてはいかがでしょうか。